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愚者になろうとした魔術師 « 雑記

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2010/04/30

愚者になろうとした魔術師

※スパコミ詳細については、2つ下の26日の記事に追記しています。
 
 

100430nio

愚者のアルカナについて纏めたwikiが、何度目を通しても見事な仁王なので、忘れた頃に読み返してはうっとりします。そしてエレメントは自由気ままな風・シルフ…
己の尻尾を切り落として生き長らえるトカゲという点では凄く仁王っぽくてサラマンダーでももえるけど、エレメントに関してはやっぱりこっちだなあ。
あらゆる寓意が込められているようにも解釈できて、実は何の意味も持たないかも知れない。更に何の意味も持たない事それ自体を目的にしているようで、実は何もかもどうでもいいのかもしれない。という。仁王じゃないか。
 
 
 
…と思っていたんですが、考えを改めるに至りました。

やっぱり仁王のアルカナ=魔術師ダッタワ。

というのも、仁王の正体=愚者になろうとした魔術師なのではないか??と思ったからです。あるいはそう見せかけた(=swindling or pretending)。仁王の本質に迫ろうとすること自体タブーなのはわかっているのですが、敢えて続けさせて下さい。

愚者は何のもでもないものですが、魔術師はあくまでも人です。ですから、そこには人の意志が介在するんですよね。そして、その時点で恐らく愚者とは本質を異にする存在です。愚者は何かに意味を持たせようとはしないし、また積極的にミスリードを誘導したりもしない。正確には、そこに何らかの寓意を持たせようとしているのか、はたまた全くの偶然なのか、印象操作をしようとしているのかそうでないのか判然としない、と言うのが愚者であると思います。少なくとも我々人には愚者を規定することはできない。
つまり、TRICK,FAKE,or TRUTH?なのが愚者で、TRICK,FAKE,or TRUTH.なのが魔術師です。このクエスチョンとピリオドの差は非常に大きい。え?余計わからなくなった??大丈夫私もです。以下はwiki(タロット-魔術師)からの引用となりますが、
 
 
 

…また、この魔術師(奇術師)の奇抜な衣装は見る者に胡散臭い印象を与えるが、愚者のようにおよそ規則性の感じられないものではない。その衣装には一分の乱れも見られず、配色は左右非対称になるよう対照的に構成されている。即ち、この人物はこういった奇抜な衣装を身に着けることによって意図的に自らの能力を覆い隠し、大衆を欺く計算高い人物であることを窺い知ることが出来る。現にこの人物は身体を右(象徴として未来)に向けながらも左(同様に過去)を振り返り反省することを忘れない。

この魔術師(奇術師)は、その外見的特徴やトリックを行う職業柄などから愚者などのトリックスターと比較・照合されることがあるが、彼のトリックは失敗の許されない仕事であり、計算された上でのものであり、作品であり、芸術である。故に彼は様々な奇跡を起こし万能の神のごとく立ち振る舞い観客を驚かせるが、あくまでステージの上に限定される。

 
…世界が拓けた!!!!
奇抜な衣装を身につける事によって自らの能力を覆い隠し~の下りとか、まさにそれだ!!ていうのを見事に代弁していただけて、心拍数が上がりました。そして…先生は本当に天才です。そうか、仁王はトリックスターでも何でもなくて、そう見せかけたただのプリテンダーだったんですね(pretender=er=人)。仁王がもっと好きになりました。

そうかそうか…仁王の「プリッ」はプリテンドのプリだったのか!!!!

何だ、答えははじめから提示されていたって訳ね!!!!!!!!!!!!!
ちゃんとヒントをくれていたんじゃないか…!!!ウン年越しに気づいた新事実に、先生は本当に天才だな知ってたけど、と信仰心を新たにしました。仁王と柳生でピンクレディーのラスト・プリテンダーをカバーして下さい。寂しい熱帯魚が手塚と真田でゴーサイン出るならいいじゃないか!!(どさくさに紛れた神頼み)
ちなみにこの曲、B面の「AMENIC(逆回転のシネマ)」と言う曲も秀逸なんですよね。映画を逆回転させるとエピローグもプロローグに早変わり…さよならはHello…糸井せんせーは天才じゃないか。

更に、プリテンダーという単語、これだけで幸仁幸です。頭?もちろんいつも沸いてます。

【pretender】
pre・ténd・er
―【名】【C】
1 ふりをする人; 詐称者.
2 王位をねらう者; (不当な)要求者 〔to〕.

【Pretender】
王位請求者

ものすごい幸仁幸ですよね!!!!!!!???
自分革命バンザァイ!!!!!!!!!!!!!!

…また逸れた。話を戻します。そう、仁王がただの人である以上、身につけているのは超能力ではなく、あくまでも種明かしのある手品なんです。もっとも不二戦で見せたあのモシャスがどんなトリックなのか皆目見当もつかんが…。どう見ても超能力だけど

そして規則性のある衣装=人の意志の介在。ステージの上に限定して発現する奇跡は、まさに【コート上のペテン】師。
おお…ブラゥボーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!…正直また何言ってんのかわからなくなってきた。


だからといって仁王の生態が知りたいとか手の内を暴きたいと言うことでは全くありません。まさに手品と同じで、何かタネがあるはずなのはわかってるんだけど、どういうタネがあるのは知らなくていい、と言うことです。これはペアプリが発売される前にもちょっと書いた気がするんですが、あれはこういうことなのかな?それともこうかな??敵かな~???味方かな~~????(カウボーイ@エキセントリック少年ボウイ)って想像を巡らせる作業が楽しいのであって、正体が暴露されてしまったら、例えそれがどんなに巧妙なトリックだったとしてもそこには妄想…じゃない想像の余地がなくなってしまうからです。あと何より、「わあ凄い!!」って騙されたままでいたい。騙されていたい仁王に!!!!

そしてタネがあるということは同時にタネがないということでもありますよね。
そう、いくら完璧なイリュージョンといえどもそこには必ずタネも仕掛けもある。同時にこの世界で起こることすべてはタネも仕掛けもない、ただの現象に過ぎない(またはあったとしても我々人間のあずかり知る所ではない、まさに神のみぞ知ることである)。だから、タネのある仁王のイリュージョンは、裏を返せばただの現象である以上タネも仕掛けもないってことだと言えます。ステージの上でしか使えない仁王のイリュージョンは、意図的に相手を惑わす彼の仕事なんですね。だから、仁王は愚者を装った人ということになります。あるいは愚者になりたかった人なのかもしれません。人であると言うことは実体があると言うことであり、皆と同じステージ(世界と読む)にいると言うことですから、仁王は人として、同じステージで誰かとふれ合うことができると言うことです。そう思ったら、仁王は決して孤独なんかではないんだな、と思えてすごく安心しました。良かったね、仁王!

…何を言っているんだ私は。なぜ仁王が人であると言うことの定義の根拠など語っているのだろう。それ以前に人として、生身の女子として、二次元人にここまで肩入れする私は大丈夫なのだろうか。ちなみに「仁王と孤独」についても長くなるので今回は割愛します。

そう言えば、日常生活において何かとハンディキャップのある左利きですが、マジックには左右関係ないだろう、と思いきや左利きは教えを請うにせよ練習するにせよ総てを逆転させておぼえなければならないので、マジシャンとしてやって行くには色々と不利らしいですね。とは言えあの入れ替わりを見るに仁王は左ベースのスイッチハンダーなんだろうけど。あと意外にも本人は騙されやすいらしいです。プロマジシャンなどはもっとその傾向が強い、と私の尊敬するパルト小石先生(ナポレオンズのマジックしない方、二番目に背が高い方)が言っていました。本質的にはお人好しだからなのか、知性と教養とテクニックがあることがかえってその人を無防備たらしめるからなのかわかりませんが、仁王もそういうことがあるのかなって思ったら激しく滾りました。ここへ来てまだ無我の扉が開くとはね…

仁王がどうしてもペテン出来なかったのが柳ではないか、と私は思うんですが、柳は精神性が仁王と共通している所が多いと言うのがその理由です。ずいぶん前にも書きましたが、柳だけはどうしても手玉にとれなかったことが、逆に仁王が柳に惹かれた理由でもあると思います(捏造です)。見てくれは正反対でも内面は似たところがある、これはペアプリでも言及がありましたよね。柳曰く好みのタイプが似ていると…!ゴチになります!!!
こういったことから、柳が仁王のペテンを見破れるのはある意味意外性が少ないんですが、比呂士が仁王のペテンを見破っていた、と言うことが重要な意味を持ってくる。仁王とはまるで違うタイプであるはずの比呂士が、仁王のペテンを見破っていた(新テニ2巻)ということは、仁王にとって革命的な出来事だったのではないでしょうか。この二人は互いに入れ替わることによって互いに他人という立場を疑似体験したからこそ、というのもありますよね。そして、仁王は複数の他人になりすますことができますが、仁王に偽装したのは今のところ比呂士だけ。ここも多分でかい。もっとも私の中でこの時の二人が入れ替わっている可能性も排斥し切れていない以上、あのペアマッチはあくまでも本人同士と仮定した場合ということになりますが。とは言え最近の展開を見るにちょっと自分この可能性に拘りすぎだろうと思うので、もう少し素直になった方がいいのかも知れない。あと比呂士のキャラクターってドS鬼畜眼鏡からドM変態眼鏡、はたまたド善人からド天然不思議ちゃんまで人によって振れ幅がでかいので、そこら辺は結局人によるとしか言えないかも知れません。その点では逆に仁王の方がよっぽどぶれないよな、と思います。
 
 
つうか、なっげ〜…。もともと原作でイリュージョンつってんだから、うだうだ深読みせずに素直に魔術師と結びつけておけば良かったのでは?と言う話です。2行でまとまった。更にペテン師と魔術師は似て非なるものですよね…

Tags: 仁王, 妄想, 手塚, , 柳生, 比呂士, 真田,

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