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2010/05/12
見返り神の子
(画力については捨て置いて、)肩にひっかけたジャージを華麗に翻しながら力強くターンして花道を戻っていくその振り向きざま、こういう感じの一瞬が目に飛び込んできたように思ったのですが、今となっては全く自信がない。私の願望が見せた幻だったのかも知れません。これが永遠の刹那という奴か。んもうわからないよ〜〜!なので、とりあえず「神の子〜デッドエンド」をなぞの無限ループで聴いています。本格的に人生のどん詰まり感が漂ってきた。それはそれとせずとも、聖母の如き慈愛の微笑みと修羅を纏った冷笑を棲み分ける、まさに神の子たるあの佇まいがすえおそろしいわあ。
そして神戸では醸し出されるジェントリーな佇まい・スタイル抜群紳士に注目していましたが、東京のあのシーンでは美しすぎる紳士(八戸市議・藤川氏リスペクト)の上半身に油断せず注目して行きたい。他にも多々感想はありますがネタバレになるので今回は控えます。ちなみに公演中叫んだ名前は「トゥティーーー!!」と「えぐっちゃああああん!!」です。
バレない程度に言及すると、今回もライトが落ちたところを捉えたカメラから中央のモニタに絶頂エクスタシーな映像が目に飛び込んできたのですが、あれ、DVDに入るんだろうな!?入らないんだろうな…。生だとひょんな所からえも言われぬ瞬間が目に飛び込んでくることが多々あるのでうかつに気を抜けません。過去DVDでも公演で実際目にした数々の絶頂映像はことごとく入っていなかったので期待はすまい。もっとも絶頂に思うところが大体スポットが当たっていない細かすぎる一角だったりするので無理もないのですが。直近ではフルボッコ乾を前に柳が葛藤する姿と微かに掠れた声で「やめろ、赤也」って言いながら思わず赤也の肩に手をかける所が悲しいくらいにフレームアウトしていた事でしょうか。あそこは少しくらい入れてくれても良かったんじゃないだろうか…???声はマイクで拾ってるかすら怪しいので無理か…。あと幸村が負けた後に「…すまない」って呟いて捌けていくところなど。
メッセージなどもありがとうございます。スパコミのお礼とあわせまして、折をみて返信させていただきますね。いつも励みにさせていただいています!
いただいたメッセージではっとしたのですが、決着のついていない在りし日の手塚と幸村の試合、それもあって幸村は手塚に期待していたんですよね。本編では、真田が回想で「優勝した幸村と互角、いやそれ以上…」と言っていました。幸村にとって真田はライバルでもあり同志でもあるんですが、幸村と互角に渡り合えた相手は手塚しかいなかった。だから手塚に関しては自分と近い視点で孤高の景色を睥睨すべき相手として、幸村は手塚に目をかけていた。もしかすると幸村は手塚のことを自分と同類の人種だと思っていたのかも知れません。だからこそ、決勝戦S1での手塚の凛然たる美しき醜態に、先の記事(2コ下)で述べたような感情を抱いたのかも知れないな、と思いました。失望と言ってしまえば単純なんですが、それだけではないと思うので簡潔に記すのが難しいです。
あとこの二人はテニス界最強のドSとテニス界最強のドMであると言うところにもたぎります。
2010/05/02
部長、交錯する想い
幸村と手塚についてです。
自分と同じチームの指針となるべき立場にありながら、独断専行で、しかも二度までも自らの腕を投げだそうとした手塚に対する幸村の評価は、ある意味軽蔑とも取れる非常に冷ややかな感情を孕んでいるのかも知れないな、と思いました。
これまで持ち前の才能と倦むことなき努力であらゆるものを組み伏せてきた神の子が、不慮の病に倒れたことで、不可抗力という壁の前に想像を絶する歯がゆさを味わってきたことは想像に難くありません。想像を絶することが想像に難くないってこれ、日本語あってんのか??仁王語だからいいか。
「いくら才能があったところで肉体がそれに伴わないのであれば何の意味もない」「いくら渇望したところで体が自由でなければ為す術もない」ということ、頂点の景色から一転、絶望の淵からWinning Roadを見上げることしかできなかった幸村がどれほどの辛酸をなめたか。理不尽という強大な敵を前に「徹底的に無力である」というのはどういうことか、幸村は身をもって知ってしまったんですよね。実体験として「体は資本である」と言うことをこれでもかというくらい痛感してきた幸村だからこそ、自らの、しかもテニスをする上で半身とも言うべき利き腕を惜しげもなく差し出そうとした手塚に対して、底知れぬ暗い、静かな失望があったのかも知れないなと思うのです。
手塚も腕に爆弾を抱えていますが、それは決して太刀打ちできない障害ではなく、上手く付き合っていけば完治できる見込みもあるのに、その可能性を自ら棒に振ろうとするところに、幸村は嫌悪をもよおすのではないかと。でもって手塚に限らず自分の肉体を軽んじる輩を幸村は内心忌避していると思う。若いうちは特に、肉体よりも精神活動の方に重きを置いてしまいがちなんですが、それは普段当たり前すぎて意識しないだけであって何事も器あって物種なんだと言うことを幸村は若い身空でありがなら痛感している。健全な精神は健全な肉体に宿る。かといって必要以上に行動にバイアスをかけてしまうことも、それはそれで皮肉なことだと思うんですが、幸村には要らぬ心配か。飽くなき知的好奇心を抑えきれずについついデータそれ自体が目的になってしまうことがありそうな乾と同様、健康それ自体が目的になってそうなのは白石だな…もちろん白石の場合狙ってやっ(ボケ)てる。ヨガの本場でリンクのようなヨガが流行っていると聞き、真っ先に白石を思い浮かべて噴きました。
…おっと脱線はそこまでだ。逆に考えると、そんな幸村を見てきていながら、自己犠牲に走る手塚(但し本人にそんな自覚はさらさらない)に執着を見せるなんて、悪気は無いとは言え真田も酷なことするなあ。この辺は柳が勝手に気を揉んでそうですね。皮肉なことに、そう言う迂闊とも言える一本気なところが真田の魅力でもあるのが難儀です。でもって幸村に「でも蓮二は真田がそう言う奴だから興味を持ったんだろ。奴が変わってしまったら詰まらなくなるのはお前だ。いいのか?」って冷やかされて、「そうだな。俺も相当な変人だな」って返すと。(ナチュラルに捏造を挿入)
手塚は真田に「お前の覚悟はそんなものか」と言っていましたが、この状況で選手生命を賭けて(自らの腕を犠牲にして)戦うこと=覚悟とは言えないですよね。そんなものは覚悟でも何でもなくて、ともすれば蛮勇と揶揄されてもおかしくない。
だからあの試合において幸村が手塚に向けた視線は、真田や跡部が手塚に向けるそれとは対照的なものになっていたのではないでしょうか。
(大局の判断を見誤って…こんなことで総てを棒に振るか、手塚)
(…くだらないな)
…といったところか。幸村のことだから、そんな有様の手塚に対する侮蔑の念を隠そうとすらしなかったかも知れません。今、腕と足を組みながらベンチに悠然と腰掛け、コートへ冷ややかな視線をくれている増田幸村が脳裏に浮かびました。こわあああ!!
(お前などもう俺の気にかける価値もない)
(そろそろ引導を渡してやろう)
ここで、真田への「真向勝負を捨てろ」に繋がります。このときの幸村の意図するところ、部長として立海三連覇を成し遂げるためというのが大大大前提ですが、同時に「お前は間違っている」と言う最後通牒を手塚に突きつける意味もあったのかも知れませんね。更に、目先の真向勝負に拘る真田に冷や水を浴びせる意味も。更に言うなら、そうすることで真田に雷を酷使させることを止められる。一石四鳥か…さすが神の子。精神面でも屈強な幸村は徹底的に私情を排して事に当たることができますが、この時挟まれた微かな私情と、勝利という目的は両立するので別に問題はないわけです。「それでいい…」の時の、酷薄を通り越した温度のない表情に改めて戦慄します。病を克服してからの幸村はホラ、深紅のベヘリットによって受肉したゴッドハンドみたいなもんだから。
ただ、試合が進むにつれ、幸村の手塚を見る目にも若干ながら変化が現れる。特に「手塚はまだ死んではいない!零式サーブだ!!」のところですが、それまで幸村は(手塚の選手生命はもう絶望的だ、奴はもう終わった)と思っていたからこそ、まだ余力を残していた手塚に対して珍しく動転したわけですよね。
これは私見というか願望に近いのですが、あそこで手塚は時間稼ぎという選択をしたけれど、真田を蔑ろにしたわけではない。そして真田は姑息的手段と平行しながら対峙できる相手とも思えません。時間稼ぎを選択した手塚も真向勝負を捨てた真田も、間違いなくお互い全力でしたよね。
そんな愚かな手塚の無様な姿に、最終的に幸村は「それはそれとして、(こういう生き方も、)」と思える位には心境の変化があったかも知れないなと思います。そうだったらいいな!
優れた選手は自己管理にも余念がない。もちろん将来設計があるなら尚更、こんなところで、剰え時間稼ぎなどという理由で選手生命を秤にかけるなどそんな愚かな選択はない。手塚、お前プロになるためドイツに渡ろうと思っているって言ってたじゃないか。幸村の考える通り、その点で手塚はとても優れた選手とは言えないでしょう。
ただ、そのどうしようもない愚かさこそが手塚の、真田や跡部を筆頭に、周囲の人間を引きつけてやまない手塚の魅力であることも幸村は意識の片隅で認知している。嫌悪、失望、微かな苛立ちと微かな怒り、そして最後に許容。幸村は手塚の生き様に決して同意はしないけど、認めてはいる。もっともそれを問われたら幸村は「あんな生き方俺はごめんだね」とにこやかに言い放つと思いますが。「生憎俺はマゾじゃないんだ」とかでもいい。幸村かっこいい!!
あんな朴念仁なのにどこか抜けていて頑固なまでにがむしゃら、人間くささを感じさせる手塚と、超然とした力で人を惹きつける幸村、同じ部長でありながらこの二人も対照的ですね。跡部と違って幸村は手塚に執心はしていないですが。
考えてみると、手塚が選手の中で最たる権限を持つ部長だったからこそ、こんな無茶がまかり通ったんでしょうね。そう考えると一番の暴君は案外手塚かもしれない。そして本人が無自覚なだけにたちが悪い。無自覚暴君手塚か…。決して悪くない。
そして改めて、こういう手塚の危うさを苦もなく受け止められるリョーマって本当に凄いなあと思いました。だって重いじゃん。手塚のリョーマに対するあれこれって。しかも手塚は自分が先代に打ち込まれた青学の柱という名の楔(呪縛と読む)をそのまま(悪気無く)リョーマに移行させようとしているんですよ。普通ならそんなこと言われても責任取れないし困る、勘弁してくれと思うと思うんですけど、リョーマはちぃ~す!って軽く受け止めるどころかそのままアメリカに高飛びですよ。大物過ぎるだろ。そりゃあテニスの王子様の主人公、The prince ”THE PRINCE OF TENNIS”だわ。
真田が幸村の命に従って真向勝負を採択しなかったことの是非については以前書いたのですが、言ってることが進歩していなくて残念です。私はここで大将の命に従順だった真田にはげもえました。将の命>自分の信念。それでこそ副将です。そして、真向勝負ではなくとも真剣勝負ではあった。二人とも間違いなく。
この決勝S3戦、真田本人は気づいているかわかりませんが、試合の終盤で結局は真向勝負になっちゃってたんじゃないでしょうか。最後とか相当がむしゃらですもんね。となると、真田は結局主将の命に背いてしまったということになります。これはチームという共同体において決してやってはならなかった、言わば背信行為な訳です。でも幸村は、このことに気づいていたとしても直接追求はせず、己の胸の裡に留めておくでしょうね。立海では過程<<<<<結果であり文字通り勝てば官軍なので、命令を破ったことは不問にするでしょう。そう思うと本当に勝てて良かったね真田。何より真田自身の身の安全のために。
そしてここ外せないんですけど、幸村は勝敗に対して徹底的にシビアだし冷徹な選手なので、その場に必要のない感情を表にこそ出しませんが、あくまで真摯に勝負へ挑んだ真田への、ある意味冒涜とも取れる手塚のプレイに対して、内心「それにしても時間稼ぎとはずいぶん侮ってくれたじゃないか」くらいには思ってたらいい。自身は真田に真向勝負を捨てさせておきながら、です。ニュアンス的には「ウチの若ぇモンに随分となめた真似をしてくれたのぉ」ってとこなんですけど、真田若いモンじゃないからどう言い換えていいかわからない!!
それはそれとして、手塚には介護要員としても動ける相手が望ましい。手塚からテニス取ったら生活能力が危ぶまれるほどのド天然ですからね。人の話聞いてねーし。そうすると否が応でも跡部が浮かぶんですよね。大石もそうなんですけど、スーパーフリーター菊丸先輩と手塚担当って介護疲れで胃に穴が開き続けるのも不憫です。
跡部は件の時ヘリの中におわしたので、自分が見つめ続けた男が自分以外の男を相手に再び自らの選手生命を賭して戦っていると知って、それを己が目で見守ることが叶わないと言った別種の歯がゆさもあったと思います。が、跡部なら、「…再び自らの腕を犠牲にしてな」の跡、(…馬鹿が)(本当にお前はどうしようもねえ馬鹿野郎だ、手塚)って心の中で独りごちたことが容易に想像できます。跡部は優しいな。
跡部にせよ木手にせよ真田にせよ幸村にせよ、方向性はどうあれ矢印は常に手塚への一方通行ってのにもえる。手塚罪作りすぎるだろ。相変わらずとんでもない温度差メーカーですね手塚は。
そしてここへ来てリョーマ以外に手塚から矢印の発信を受ける希有な存在、Yの登場により、手塚を取り巻く人間模様が複雑になってきました。俄然滾ってきた。いいぞ!5番コートチーム、跡部と木手もいますからね。ヒロイン(手塚)を巡って火花飛び散りまくりじゃなかろか。とか言って手塚、さほどY部長のこと気にかけてなかったらどうしよう。正直あいつならやりかねない。「やはりあなたでしたか…」だけでは判断に窮すところなので、今後の展開を見守りたいです。あ、鬼センパイもヒロインポジなことを忘れていました。ごめんね鬼センパイ。
Tags: 幸村, 手塚, 柳, 真田, 神, 立海, 跡部, 青学2010/03/24
自分革命~Revolutions~
…リベンジできませんでした。そして昨日と同じブラシで描いていたつもりがよく見たらまた違ってた…
しつこく自分革命について語ります。この歌が何故こんなにも胸に迫るのかと言うことを考えたとき、
この歌では、トリックでも幻想でもない、誰の代わりでもない「本当の自分」や「本物の自分」について言及しているけれど、これはTRICK,FAKE,TRUTHのうちTRUTHを推挙しているわけですよね。
でも実際はTRUTHのみを追い求める自分なんてものはどこにも存在しないことを仁王は知っている。仁王は、自分がこの歌に表現されるような自分には恐らくなれないってことが自分でもわかっている気がするから、こんなに胸が詰まるのかなと思いました。あくまで自分なりの印象ですが。
何故ならTRICKやFAKE、そしてTRUTHも、すべてが不可分な仁王の血肉であり、一部だけを切り離すことなどもはや叶わないと思うからです。仁王は自分の中に染みついた嘘を信じていくことしかできない。ペテンやイリュージョンは今や仁王のアイデンティティーを構成する上で欠かすことの出来ない要素となっている。だからTRUTHのみを追い求めて生きていくことなんて出来ないんですよ仁王は。
最初の記事に書きましたが、仁王を断じることが出来るのは幸村だけだし、楽しむテニスに負けた幸村だからこそこの歌詞にあるようなことが言える。
そしてこの歌は先に述べたようなこととは裏腹に、あくまでも前向きで明るく、なにがしかの予感、未来を感じさせるところが凄くいい。だってトリックでも幻想でもないSuccessや青空よりも鮮やかな自分の未来に、仁王は心のどこかで焦がれているはずだもの。そうかだから相乗効果で切ないのか…!!!!
ただ「仁王をディスイリュージョンすることが出来る相手」というのはいると思うので、それは誰なのかってのを自分なりに追求してくと更に滾りますね宍戸さん!!!!!!
…と言うことを、iPodからシャッフルで「フェイク」→「自分革命」の順番で流れてきたときに思いました。それにしてもなんの天啓か。グッドジョブすぎるやろ。私のiPodはいい感じに調教されてきたようです。
一方で仁王は「捨てることができる男」でもあるんですけど、これについてはまあまたあとで語ります。
Tags: 仁王, 妄想, 幸村2010/03/23
自分革命~Reloaded~
あまりにも自分の脳内イメージとかけ離れたものが出来て別の意味で泣きました。幸村が持っているものは木の枝ではなくタクトのつもりだったんですけど…違う…こんな物騒なイメージじゃ全然ないんだ。もっとこう…穏やかでいて切ない感じの…
…リベンジします
久々にPhotoshopを起動したんですが、制作のたびにどんなブラシのどんな設定を使っていたのかと言うことをきれいさっぱり忘れているので、毎回経験値がリセットされてしまうことからそろそろ脱却したい。
Tags: 仁王, 幸村, 立海2010/03/18
自分に革命が起こった~Revolution~
それにしても「将」のジャケット絵は本当にいつ見てもひどいですね。こんなにタイトルとキャラクター設定をスルーしたジャケットはそうそう無いと思います。こうなってしまった反省文という名の経緯を簡潔に、平たく言えば四文字熟語で納得いくように公開して欲しい。真田に。だって「将」なんて言うタイトルで来られたら中身は
- 将
- 風
- 叢←ししむら
- 林
- 漢
- 火
- 武←もののふ
- 山
- 陰
- 雷
…こういう感じで攻めてくると思うじゃないですか。もしくは
- 風林火山(済)
- 天下布武
- 無病息災 feat.幸村精市
- 常勝無敗
- 明鏡止水 feat.柳蓮二
- 君子不器 feat.柳生比呂士
- 虚心坦懐 feat.仁王雅治
- 刻苦勉励 feat.ジャッカル桑原
- 小欲知足 feat.丸井ブン太
- 克己復礼 feat.切原赤也
- 群雄割拠 feat.越前リョーマ
- 確乎不抜 feat.RIKKAI
…こうじゃないですか。これより先に象さんのすきゃんてぃが実現してしまうなんて誰も想ゾウできなんだ。
あのうすらおもねった感じの表情とポーズもさることながら、若干ビールっ腹だし…たるんでるのはお前だろと言いたい。だからいじられるんだよ真田ぁ。suki。
あと真田ぁ、ボギーはお前じゃないだろ!といつも!思う。「君の瞳に乾杯」は比呂士に譲ってくれないか。貴方のハートにレーザービーム。固ゆで卵の私立探偵もです。ソフト帽をかぶりトレンチコートの襟を立てた比呂士に「あなたの様に強い(hard)人が、どうしてそんなに優しく(gentle)なれるの?」と問いかけたい。そして「強くなければ生きて行(ゆ)けない。そして優しくなれなければ生きている資格などないのです」と返答してもらいたい。そして自分のこの病気を治したい。そもそもテニスの楽曲を作っている方々は購買層をどの辺りに設定しているのでしょうか。ただの悪ノリでしょうか。一度問い質したい。
もっとも「銀幕のMIFUNE!」じゃあちょっと格好つかないですが。もっとも(2度目)このアルバムの中身はシリアスからネタ曲までバランスも取れていて凄くクオリティー高いのに、何故、よりにもよって、あの、ジャケットに!!してしまったのか、今世紀最大の疑問です。
おっと、真田に対する辛辣な言葉の羅列を枕詞のように使ってしまいました。ただの前置きのつもりでした。真田はいつも全力でやっているんだもの、ソンな彼を責められない。
本題は幸村のアルバムの話です。
「それはそれとして」はそれはもう今年度の流行語大賞に選ばれるべきだと思います。
それはそれとして…どうしよう…普通に…良すぎて…!!a言うsrhgに;亜tるyp;!!!!!!!!
That’s anotherとかイントロだけで自然と涙ぐんでくるんですが、特に自分革命は涙腺崩壊して一人通勤中に挙動不審になります。これがかかると最低10回はリピって瞑想に入ってしまうので、中々次の曲に移れないのが悩みです。同時にもえすぎて口角があがってしまい、泣きながらニヤニヤすると言うどこからどう見てもただのだだ漏れの変態状態になっているのでとても困ります。日を追うごとに社会との門が閉ざされてゆく。どちらも素直に聞くととても爽やかな楽曲なのに、どことない寂寥感。幸村が…幸村がそして仁王があれを歌っているのかと思うと目頭が熱くなる。うわあああぁ…幸村…幸村!!!!!!!!!!!!!!!!あーゆきむr!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!1!!
あと幸村ってみんなが卒業前後にひとり誕生日(みんなに追いつく)じゃないですか…うわああぁん幸村…!!!!!!!!!
まずジャケットからして神です。思い出してもみて下さい。比呂士なんてなぞポーズ(バストアップ)+パターン背景になぞのフォーク体で右上に「ウンディーネ」ってレイアウトしてあるだけですよ。ある意味とてもアニメのキャラソンっぽいけど。この手の込み用の違いは何なんだ。神の子を演じるだけあって、さちんは神そのものでした。前回も言った気がするけど…。いっそ立海のCDのアートディレクションは全部さちんに担当してもらいたいのですが…割と本気で。
That’s anotherは、テニスの王子様の中で誰よりも孤独な戦いを続けてきたアスリートであった幸村が!あれを!1!あの歌を!歌っていると!思うと!!!!込み上げる熱い塊をこらえつつ眉間を抑えずにはいられません。(2年前から言っていることが進歩していない)幸村が、しかも全体主義の立海の中心にありながら、最たる孤高の中で戦っていたというのはテニミュを観ていても再確認できたことなので、この歌は本当に色んな思いが過ぎって、もう「うわ〜んうおおおおぉぉ幸村…!!!!!!!!!!!!」としか言えなくなってしまいます。さちんは現人神だったのか。
余談ですが、ペアプリの書き下ろし漫画、笑うところなのはわかっているんですが、確乎不抜を貫き楽しむテニスを選ばなかった幸村、あそこでも軽く泣きました。病気でもうちわけない。先生ありがとう。部屋?ああ…なんかすごかったですよね…。
そして自分革命なんですが、ものっすごいいい幸仁でファイウハ;イrhジャkfンbガウrht:jfkjbgじゃぅgrhち;えjhfjshtれjkんgjfhg!!!!!!!!!!!!!!!!!
正直この揺さぶられた魂をうまく言葉にする術を持てません。今までの仁王関連の曲で一番好きです。これは余裕でK点を超えた。実は初めて聴いたときはそこまでピンと来なくて、どちらかというと仁王のペテンを否定するのではなく、「仁王のトリックやイリュージョンもひっくるめて、仁王なんだ」と言って欲しかったな、と思ったんです。でも違った。「仁王を断じることができるのは幸村しかいない」のではと思い至ったら、天衣無縫の扉が見えた気がしました。社会との扉が閉ざされた代わりに。誰を差し置いても「おまえは××なんだよ、仁王」あるいは「おまえは○○なんだよ、仁王」と言えるのはきっと幸村だけです。幸村が是というならば非も是であり、幸村が非というなら是も非なんですから、仁王のトリックやイリュージョンの是非はここでは問題ではないんですよね。だって、是と非、真と偽は表裏一体で等価値だもの。
これが例えば比呂士や柳だったら「仁王のトリックやイリュージョンもひっくるめて、仁王なんだ」と言ってくれると思うんですよね。イリュージョンもペテンも仁王の一部として包容する。「所詮道化」と言い放った真田も実はこちら側だと思います。それはそれでものすごくもえるわけです。ですが、断定できるのは幸村だけなんだ。自分の中で整理できて良かった。個人的に仁王が安穏と出来る場所という意味では前者かなあという気がするのですが、対幸村の場合そこにあるのは心地よい屈服でしょう。仁王は多分「おまえさんには敵わんぜよ。降参じゃ」て静かな笑みを浮かべながら諸手をあげて白旗を振れる。もっとも仁王に限らず幸村の前ではすべてがMになるんですけど。でも仁王を定義できるって幸村凄くないですか。仁王を強制できるって凄くないですか。仁王を束縛できるってえ〜幸村ちょっと!!!!!!!!!!!!凄いのは十分知ってたけど。やばい。これはやばい。タイトルだけ観てなんとなく中学二年ぽいなと思ってごめんなさい。
所で後半の歌詞を観るに幸村は単純に否定しているというわけでもないとも取れるので、そう考えると幸村の真意はどこにあるのでしょうね。多分幸村もその是非については問題としていないのかも知れない。「フフ…どうかな」とか言いそう。幸村すごい。
問題は仁王のペテンを肯定するか否定するかということではなく、正解がどちらであろうと「仁王のあり方を強制できるのは幸村だけ」という事実なのです。
何より!こんな!!自分の内面に!肉薄した詞を!!!!仁王が…歌っていると…思うと…!!!!!!!!
そんなん…もう…泣いてまうやろ!!!!!!!!!!!!!!!!!!そしてさちんと音域を合わせる為かまっすんの高音ボイスがまたエロいですね。そもそも仁王は存在がエロい。素直な歌詞が逆にもの凄くエロい。これは卑怯すぎる…。そしてそれ故に仁王が歌うとそこはかとなくもの切ない。そんなん…もう…泣いてまうやろ!!!!!!!!!!!!!!!!!!4曲で1800円?うちリメイク1曲???安い。安すぎます。この感動はお金には換えられない。この調子でじゃんじゃん搾り取って頂きたい。これを書いている間もエンドレスリピートなんですが、歌詞カードのカットの仁王も素の顔を捉えた瞬間っぽくてグッドチョイス過ぎまっすん。もっとも素の仁王って言うのが既にイリュージョンの狭間ですけど。まずはそのトリックでも幻想でもないと言ういつかのあのSuccessについて詳しく語って頂こうか。
所でこの歌、「青空より鮮やかな」と言う一節から、勝手に「Bluest sky」のアンサーソングと位置づけているんですが…。流石に夢見すぎでしょうか。ここ(自分革命)での「青空」が「Bluest sky」だとすると、一番青い空より鮮やかってのがまた仁王語っぽくていいですね。「Bluest sky」が100%イリュージョンまみれの仁王だという所も対照的でグッと来ます。
…というわけで総じて詞がどれだけ大切か思い知りました。(後者の作詞は別の方ですが)
今年のテニフェス2010(仮)ではもちろんお披露目されますよね。涙なしには聴けない思うけど…
比呂士のLASER BEAMでは「レーザービーム!レーザービーム!!」てオタ芸合いの手入れる気満々なので、とても楽しみです。当然お披露目されますよね。あとこのタイミングで仁王+柳生の公開ラジオときたらちょっと期待してしまいます。と言うわけで誰かアニメフェアに一緒に行ってくれませんかね…?実はいつにない行動力を発揮して池袋と渋谷に飛んだわけでして…。流石にその場の興奮を持ち帰るしかない一人は切ない…。
そして一月のシティや二月のオンリーのお礼などもろくに出来ていないので、近いうちに改めてきちんとお礼させて下さい。両者とも凄く楽しかった思い出しかないんですが、ぼんやりしていたりバタバタしていたり鼻をほじっている間に、と、取りあえず頭脳パーンとなったことだけでも…と思っているうちにすっかり事が後先になりがちで済みません。フォームから頂いたメッセージのお返事もその時にさせて下さい。こちらも遅くなってしまって申し訳ありません。
あと先週ミュージカルが無事閉幕となり、その喪失感に自失気味の方も多いかとは思いますが、ここへきて思いっきりKYなレポートをしても許されますかね…。
Tags: 仁王, 幸村, 比呂士, 立海